トヨタ期間工の満了金は、6か月満了で390,400円、1年満了で488,000円。

最長2年11か月まで働くと、累計で306万4,800円という支給例があります。

毎月の給料とは別に受け取れるまとまったお金ですが、契約を満了すれば誰でも同じ金額になるわけではありません。

満了金は「満了慰労金」と「満了報奨金」の2種類で構成されており、欠勤や遅刻によって金額が変わります。

特に知っておきたいのは、1回の遅刻でも、その月の満了報奨金が支給対象外になるという仕組みです。

21日勤務の月なら、満了報奨金だけで31,500円の差が生じます。

また、3か月で契約を終える場合と、更新して6か月まで働く場合では、満了慰労金の計算方法が異なります。

満了金は契約終了日に受け取れるものでもないため、振込時期を知らないと、その後の生活費の計画にも影響します。

この記事では、2026年10月時点のトヨタ自動車の募集条件をもとに、満了金の支給額、計算方法、欠勤・遅刻による減額、実際の振込時期まで詳しく説明します。

トヨタ期間工の満了金はいくら?3か月〜35か月の支給額

6か月・12か月・18か月・24か月・30か月・35か月の金額一覧

トヨタ期間工の満了金は、契約期間を満了するごとに支給されます。

勤務期間別の支給例は次のとおりです。

満了時期満了慰労金満了報奨金合計
6か月満了207,400円183,000円390,400円
12か月満了305,000円183,000円488,000円
18か月満了329,400円183,000円512,400円
24か月満了353,800円183,000円536,800円
30か月満了378,200円183,000円561,200円
35か月満了396,000円180,000円576,000円
累計1,969,800円1,095,000円3,064,800円

※6〜30か月の各対象期間について稼働日数122日、最後の35か月満了時は120日として計算した支給例です。実際の対象日数や出勤状況によって金額は変動します。

6か月満了時には約39万円、12か月満了時には約49万円を受け取れる計算です。

長く勤務するほど満了慰労金の日額が上がるため、18か月以降は1回の満了金が50万円を超えます。

ただし、表にある12か月満了の488,000円は、入社から12か月間の満了金をすべて合わせた金額ではありません。

6か月満了時の390,400円とは別に、12か月満了時に488,000円が支給されるという意味です。

両方の条件を満たして受け取った場合、1年間の満了金は合計878,400円になります。

満了金は毎月の給与に含まれていないため、受給できる月には通常の給料と合わせてまとまった金額になります。

3か月満了の場合はいくらもらえる?

トヨタ期間工の初回契約は3か月です。

この3か月で契約を終了した場合にも、満了金の支給制度があります。ただし、6か月満了時とは満了慰労金の日額が違います。

項目3か月で契約満了した場合
満了慰労金対象1日につき500円
満了報奨金対象1日につき1,500円
合計対象1日につき最大2,000円

例えば、3か月間の対象日数が61日で、満了報奨金の支給条件もすべて満たしている場合は、次の計算になります。

満了慰労金:500円×61日=30,500円

満了報奨金:1,500円×61日=91,500円

合計122,000円

3か月で契約を満了した場合、このような金額になります。

ここで大きく変わるのが、契約を更新して通算6か月まで働く場合です。

3か月の契約を更新すると、最初の3か月を終えた時点では満了金は支給されません。

さらに3か月働いて通算6か月の契約を満了した後に、まとめて支給されます。

その場合、満了慰労金は最初の3か月分も含めて、対象1日につき1,700円で計算されます。

対象日数が122日なら、満了慰労金207,400円と満了報奨金183,000円で、合計390,400円です。

同じ最初の3か月間についても、3か月で終了する場合と6か月まで更新する場合では、満了慰労金に適用される日額が違います。

3か月で働き終える予定なら、この差は見逃せません。

3か月間の給料や特別手当まで含めて、実際にいくら稼げるのかは別の記事で詳しく説明しています。

トヨタ期間工の3ヶ月満了と短期収入

最長35か月の累計306万4,800円の読み方

トヨタ期間工の満了金は、最長35か月まで働いた場合、累計306万4,800円という支給例があります。

この金額は、6か月、12か月、18か月、24か月、30か月、35か月の各満了時に受け取る満了金を合計したものです。

35か月満了時に306万円が一度に振り込まれるわけではありません。

また、306万4,800円は、それぞれの対象期間に所定の稼働日数があり、支給条件を満たした場合のモデルです。

例えば、6か月満了時の対象日数が122日ではなく127日だった場合、欠勤などがなければ満了慰労金は215,900円、満了報奨金は190,500円になり、合計406,400円です。

募集ページに掲載されている390,400円より16,000円多くなります。

この違いは、1日当たりの支給額が変わったからではなく、計算対象となる日数が増えたためです。

実際の満了金を見積もるときは、表の金額だけを見るのではなく、自分の契約期間に何日分の対象日数があるかも確認する必要があります。

満了慰労金と満了報奨金の違い|それぞれの計算方法

満了慰労金は契約期間に応じた日額で計算する

満了慰労金は、契約期間を満了した人に対して、その契約期間に応じた日額を対象出勤日数に掛けて支給する手当です。

日額は、勤務を続けることで段階的に上がります。

満了時期満了慰労金の日額
初回3か月で終了500円
6か月満了1,700円
12か月満了2,500円
18か月満了2,700円
24か月満了2,900円
30か月満了3,100円
35か月満了3,300円

例えば、12か月満了の対象期間で122日分が支給対象になった場合は、2,500円×122日=305,000円です。

35か月満了の対象期間なら日額3,300円なので、120日分で396,000円になります。

このように、満了慰労金は勤務期間によって日額が変わる仕組みです。

ただし、出勤する予定だった日がすべて支給対象になるわけではありません。

欠勤や遅刻、早退などがあった日は、満了慰労金の対象から外れます。

例えば、12か月満了の対象期間で本来122日分が対象になるところ、欠勤により1日分が対象外になった場合、満了慰労金は2,500円少なくなる計算です。

満了報奨金は1日1,500円|ただし月ごとの条件がある

満了報奨金は、満了慰労金と違い、基本的に1日1,500円で計算します。

ただし、支給の判断は月単位で行われます。

その月に欠勤・遅刻・早退・休職がない場合に、当月の対象出勤日数に1,500円を掛けた金額が支給対象になります。

例えば、ある月に21日出勤し、欠勤や遅刻などが一度もなかった場合は、

1,500円×21日=31,500円

が満了報奨金として積み上がります。

ところが、その月に1回でも遅刻があると、その月は満了報奨金の支給対象外になります。

ここが満了慰労金との大きな違いです。

満了慰労金なら遅刻した日が対象外になるのに対し、満了報奨金は、その月全体が対象外になります。

21日勤務の月であれば、1回の遅刻によって満了報奨金31,500円が受け取れなくなる計算です。

翌月に欠勤や遅刻がなければ、その翌月は通常どおり支給対象になります。

契約期間中に一度でも遅刻したら、それまで積み上げた満了報奨金が全部なくなるという制度ではありません。

影響が出るのは、欠勤・遅刻などがあった月の満了報奨金です。

稼働日数122日と120日で計算した場合の支給額

満了金の金額は、日額だけでは決まりません。

対象となる稼働日数によっても変わります。

例えば、6か月満了の場合、満了慰労金は1日1,700円、満了報奨金は1日1,500円なので、両方の条件を満たせば対象1日につき合計3,200円になります。

対象日数満了慰労金満了報奨金合計
120日204,000円180,000円384,000円
122日207,400円183,000円390,400円
125日212,500円187,500円400,000円
127日215,900円190,500円406,400円

※欠勤・遅刻・早退・休職などがなく、各日が満了慰労金・満了報奨金の対象となる場合の計算例です。

122日を基準にすると、対象日数が5日増えるだけで16,000円の差になります。

長期連休や入社日の関係で、実際の稼働日数は一定ではありません。

また、同じ122日でも、欠勤や遅刻などがあれば満了報奨金の計算対象が減るため、表の金額をそのまま受け取れるとは限りません。

金額を見積もるときには、日数と出勤状況の両方を見る必要があります。

欠勤・遅刻・早退すると満了金はいくら減る?

1日欠勤した場合の満了慰労金への影響

欠勤した場合、通常の給料だけでなく、満了金にも影響します。

満了慰労金は、欠勤した日が支給対象外になるため、その契約期間に対応する日額分が減る仕組みです。

例えば、6か月満了なら1日1,700円、12か月満了なら1日2,500円、35か月満了なら1日3,300円の差になります。

しかし、実際に失う満了金はこれだけではありません。

満了報奨金にも影響するためです。

例えば、6か月満了の対象期間で、ある月に21日の出勤予定があり、1日欠勤したとします。

その月の満了報奨金は支給対象外となり、欠勤がなければ受け取れた31,500円を失います。

さらに、満了慰労金も1日分の1,700円が減ります。

項目欠勤1日による影響
満了慰労金-1,700円
満了報奨金-31,500円
満了金の減少額-33,200円

※6か月満了の対象期間で、月21日の出勤予定があり、そのうち1日欠勤した場合の計算例です。

このほかに、その日の日給が支払われないことによる給与の減少もあります。

初めて働く人の日給11,150円を使うと、満了金と日給だけで44,350円の差になります。

1日の欠勤でこれほど金額が変わるのは、満了報奨金が月単位で判定されるためです。

もちろん、体調不良やけがのときまで無理に出勤するという意味ではありません。

休む必要がある場合は適切に休むことが前提です。

そのうえで、欠勤による収入への影響は入社前に理解しておく価値があります。

満了報奨金は1回の遅刻でも1か月分が対象外になる

満了報奨金では、遅刻や早退も欠勤と同じように月単位の支給条件に関係します。

例えば、月21日勤務のうち20日は通常どおり出勤し、残りの1日だけ数分遅刻した場合でも、その月の満了報奨金は対象外です。

31,500円の満了報奨金が支給されず、遅刻した日は満了慰労金の対象にもなりません。

12か月満了の対象期間であれば、満了慰労金の日額は2,500円なので、満了金だけで34,000円の差になります。

ここで少し特徴的なのが、同じ月に欠勤や遅刻が複数回あった場合です。

満了報奨金は、その月が一度対象外になれば、追加の欠勤や遅刻によってさらに別の月の報奨金まで失うわけではありません。

例えば、同じ月に2日欠勤した場合、満了報奨金はその月の31,500円が対象外となり、満了慰労金は2日分減ります。

これに対し、別々の2か月に1日ずつ欠勤した場合は、2か月分の満了報奨金が対象外になります。

欠勤の状況満了報奨金への影響
21日勤務予定の月に1日欠勤-31,500円
同じ月に2日欠勤-31,500円
別々の2か月に1日ずつ欠勤-63,000円

※各月の勤務予定日数が21日で、欠勤がなければ全日が報奨金の支給対象となる場合です。満了慰労金や通常給与の減少は含めていません。

この計算から分かるのは、満了報奨金が欠勤日数だけでなく、欠勤や遅刻のあった月数にも左右されるということです。

休職・特別休暇・有給休暇はどう扱われる?

満了金の支給対象から外れる日として、次のものが挙げられています。

勤務・休暇の状況満了金での扱い
欠勤慰労金は該当日が対象外、報奨金は該当月が対象外
遅刻・早退慰労金は該当日が対象外、報奨金は該当月が対象外
休職慰労金は該当日が対象外、報奨金は該当月が対象外
特休0%の取得日慰労金・報奨金の対象外
休日出勤日慰労金・報奨金の対象外
年次有給休暇欠勤とは別の制度。具体的な算定対象日数への扱いは確認が必要

特休0%は、特別休暇のうち給与支給率が0%となる休暇区分を指します。

注意したいのは、年次有給休暇(年休)を通常の欠勤と同じものとして考えないことです。

トヨタ期間工には、入社から6か月経過後に10日間の年次有給休暇が付与されます。

年休は賃金の支払いを受けながら休む制度であり、無断欠勤や通常の欠勤とは性質が異なります。

満了金の支給対象外として挙げられている項目にも、通常の年休は明記されていません。

ただし、年休を取得した日が満了慰労金・満了報奨金の対象日数として具体的にどう集計されるかについては、公開されている説明だけで細部まで確認できません。

入社後に年休を取得する場合は、職場の担当者に、満了金の対象日数への算入方法を確認すると正確な金額を把握しやすくなります。

トヨタ期間工の満了金はいつ振り込まれる?支給日と給与明細

満了金は契約満了後の給与で受け取る

トヨタ期間工の給料は、月末締め・翌月25日払いです。

25日が土日祝日に当たる場合は、その前の平日に振り込まれます。

満了金は通常の給与とは別に計算されますが、契約満了後の給与支払いに合わせて支給されます。

ただし、満了した月の翌月25日に必ず振り込まれるとは限りません。

契約満了日と給与計算への反映時期によって、入金がさらに後になるケースがあります。

実際にトヨタが掲載している給与シミュレーションを見ると、5月13日に入社して11月中旬に通算6か月を迎えた場合、満了金が計上されるのは12月分給与です。

12月分給与の支払日は、通常の給与サイクルでは翌年1月25日になります。

したがって、満了した11月中旬に39万円が振り込まれるわけではなく、満了から入金まである程度の期間が空きます。

まとまったお金を使う予定があるなら、満了日と実際の振込日を分けて考えておきましょう。

6か月満了金は7か月目の給与で支給される

トヨタの給与シミュレーションには、5月13日に入社し、契約を更新して最長2年11か月働くケースが掲載されています。

このモデルでは、6か月満了金は12月分給与に計上されています。

内訳は次のとおりです。

12月分給与の項目金額
通常給与305,430円
満了慰労金215,900円
満了報奨金190,500円
6か月満了特別手当600,000円
総支給額1,311,830円

※5月13日入社、独身、トヨタでの就労経験なし、連続2交替勤務などを前提とした給与シミュレーションの金額です。税金・社会保険料等の控除前です。

このモデルでは満了慰労金と満了報奨金の合計が406,400円となっています。

先ほど紹介した6か月満了の支給例390,400円と違うのは、対象日数が122日ではなく127日で計算されているためです。

また、600,000円の特別手当は満了金とは別です。

この2つの手当を合計すると1,006,400円となり、通常給与を加えた総支給額が1,311,830円になります。

金額が大きいため、12月分給与という表示を見て12月中に振り込まれると勘違いしやすいところですが、12月分給与は原則として翌年1月25日の振込です。

実際の入社日によって対象日数や給与計算の時期が異なるため、自分の支給見込みはトヨタ期間工の給与シミュレーションも参考にしてください。

契約終了後の最終給与と満了金の振込

最長35か月で契約を満了した場合も、最後の満了慰労金と満了報奨金は契約満了後に支給されます。

契約が終わった時点で、通常給与や満了金のすべてが精算されるわけではありません。

トヨタの給与シミュレーションでも、契約終了後の「最終給与」に満了慰労金と満了報奨金が計上されています。

つまり、契約満了によって会社を離れた後も、最後の給与が振り込まれるまで待つことになります。

契約終了後すぐに引っ越しをする場合や、次の仕事が決まっていない場合は注意が必要です。

満了金が受け取れる予定でも、振込日までの家賃や食費、交通費などは別に確保しておく必要があります。

給与明細が確認できる場合は、満了慰労金と満了報奨金がそれぞれいくら計上されているかを確認しましょう。

満了金が通常給与と合算されていると、銀行口座への振込額だけでは、満了金がいくらだったのか分かりにくいためです。

契約途中でトヨタを退社すると満了金はもらえない?支給条件と更新の関係

契約満了と途中退社では支給の扱いが違う

トヨタ期間工の満了金は、契約期間を満了した人を対象とする手当です。

そのため、契約期間の途中で退社した場合、その契約期間の満了金は支給されません。

例えば、6か月満了を予定している人が5か月目で退社した場合、6か月満了時の満了慰労金と満了報奨金は受け取れません。

そこまでの出勤状況が良好だったとしても、契約を満了していないためです。

同様に、12か月満了を目指していた人が10か月目で退社した場合、12か月満了に対応する満了金は支給対象外になります。

ただし、すでに6か月満了を迎えて、そのときの満了金を受け取っているなら、それまでに受給した満了金まで失うということではありません。

途中退社によって受け取れなくなるのは、基本的にその時点でまだ満了していない契約期間に対応する満了金です。

途中退社を考える場合は、退社予定日と次の契約満了日を確認することが大切になります。

3か月・6か月など契約更新の区切りと満了金の関係

トヨタ期間工の契約は、初回3か月から始まります。

その後は会社の判断により契約更新が行われ、最長2年11か月まで勤務できる仕組みです。

基本的な更新の区切りは、次のようになっています。

契約の区切り通算勤務期間
初回契約3か月
1回目の更新後6か月
2回目の更新後12か月
3回目の更新後18か月
4回目の更新後24か月
5回目の更新後30か月
6回目の更新後35か月

1年経過後に、契約開始日を月初へ合わせるための調整期間が設けられる場合もあります。

そのため、給与シミュレーションでは通算勤務期間と契約の区切りが単純に一致しない時期も出てきます。

満了金を受け取るうえでは、現在の契約がいつまでなのか、次の更新がどのような扱いになるのかを確認しておく必要があります。

また、契約更新は本人が希望すれば必ず認められるわけではありません。

会社は生産見通しや業務量、本人の勤務成績・態度、能力、健康・体力などを総合的に判断します。

契約更新の具体的な条件や、最長35か月まで働く仕組みについては、こちらの記事で詳しく説明しています。

トヨタ期間工の契約更新条件と最長勤務期間

契約途中で辞める前に確認したいこと

退社を考えたときは、現在の契約期間で受け取れる満了金がいくらになる予定なのかを確認しておきたいところです。

例えば、12か月満了まであと1か月という段階で退社した場合、通常の支給例では488,000円の満了金を受け取れなくなります。

さらに、最後の1か月分の通常給与も得られなくなるため、収入面での差は小さくありません。

ただし、満了金のために体調を崩すほど無理をする必要はありません。身体的な負担や職場環境など、退社を考える理由によって判断は変わります。

金額面では、次の3つを整理すると、途中退社と契約満了の違いが分かりやすくなります。

  • 現在の契約満了日まで、あと何日あるか
  • その契約を満了した場合、いくら受け取れる予定か
  • 途中退社によって、通常給与と満了金が合計でどれだけ変わるか

退社する場合の手続きや満了金への具体的な影響は、別の記事で詳しく取り上げています。

トヨタ期間工の途中退社と満了金への影響

満了金の手取りはいくら?税金と6か月満了特別手当の違い

額面の満了金と銀行口座への振込額は異なる

満了金390,400円という金額は、税金などの控除前の支給額です。

実際に銀行口座へ振り込まれる金額は、給与明細の総支給額から税金や社会保険料などの控除額を差し引いて計算されます。

満了金がある月は通常の給与と合算されるため、銀行口座への振込額だけを見ても、満了金単体の手取りを簡単に判断できない場合があります。

例えば、満了金が390,400円で、その月の通常給与が30万円だった場合、総支給額は690,400円です。

そこから必要な控除が行われます。

実際の控除額は、給与額や扶養状況、税金の計算条件などによって異なるため、満了金390,400円に一律の割合を掛けて「手取りはいくら」と決めることはできません。

また、満了金の税務上の扱いを、名称だけで非課税や退職所得と判断するのも適切ではありません。

受け取る金額を確認するときは、給与明細に記載された満了慰労金・満了報奨金の支給額と、控除額をそれぞれ確認すると分かりやすくなります。

6か月満了特別手当60万円は満了金とは別

2026年9月以降に入社した人には、所定の条件を満たすことで総額100万円の特別手当が支給される制度があります。

内訳は、入社時特別手当40万円と、6か月満了特別手当60万円です。

このうち、6か月満了特別手当60万円は、名前に「満了」が含まれていますが、満了慰労金・満了報奨金とは別の手当です。

6か月満了時には、通常の満了金に加えて、この60万円を受け取れる場合があります。

ただし、支給条件は同じではありません。

6か月満了特別手当は、入社日から6か月満了日までの欠勤日数が8日以上になると支給対象外です。

通常の満了金は、欠勤や遅刻、早退などによって支給対象日数や月数が変わります。

そのため、満了金と特別手当は、金額も条件も分けて考える必要があります。

6か月満了時に合計99万400円を受け取れるケース

6か月満了の通常の支給例390,400円と、6か月満了特別手当600,000円を合計すると、990,400円になります。

手当の種類支給額
6か月満了慰労金207,400円
6か月満了報奨金183,000円
6か月満了特別手当600,000円
合計990,400円

※満了金の対象日数が122日で、各手当の支給条件を満たした場合です。通常給与と入社時特別手当40万円は含めていません。

これは、6か月満了時に受給対象となる2種類の手当を足した金額です。

先に紹介した給与シミュレーションのように、対象日数が127日なら通常の満了金は406,400円となるため、特別手当と合わせて1,006,400円になります。

ただし、初回3か月で契約を終了した人は、6か月満了特別手当60万円の対象にはなりません。

また、欠勤日数などの条件を満たさなかった場合にも、予定していた特別手当を受け取れないことがあります。

満了金39万円という数字と、特別手当60万円を合わせた約99万円という数字は、同じものではありません。

求人情報で「満了時に大きな金額がもらえる」と紹介されている場合は、どの手当を合計した金額なのかまで見ると、待遇を正確に理解できます。

自分の満了金はいくらになる?受け取る前に確認したいこと

契約満了日と対象日数を確認する

実際に受け取る満了金を見積もるには、まず自分の契約満了日を確認します。

そのうえで、満了慰労金の日額がいくらになる期間なのか、計算対象となる日数が何日あるのかを調べます。

例えば、6か月満了なら満了慰労金は日額1,700円、12か月満了なら日額2,500円です。

対象日数が122日なのか127日なのかによっても、金額が変わります。

表に掲載されている満了金は、あくまで一定の稼働日数を使った支給例です。

入社日や実際の勤務状況によって、自分の支給額が少し違うことは十分にあり得ます。

欠勤や遅刻の記録をもとに支給額を見積もる

満了金を計算するときは、満了慰労金と満了報奨金を別々に計算します。

例えば、12か月満了の対象期間で、122日分の出勤予定があり、21日勤務の月に1回だけ欠勤したとします。

その欠勤によって慰労金の対象日数が1日減る場合、満了慰労金は2,500円減少します。

また、欠勤した月の満了報奨金も対象外となるため、31,500円が支給されなくなります。

欠勤がなければ満了金488,000円だったところ、減額分を差し引くと454,000円です。

項目金額
欠勤がない場合の満了金488,000円
満了慰労金の減額-2,500円
満了報奨金の減額-31,500円
欠勤1日がある場合454,000円

※欠勤による影響以外は支給条件を満たしていると仮定した計算例です。

同じ1日欠勤でも、その月の予定出勤日数が16日なら、満了報奨金の減少額は24,000円です。

何日休んだかだけでなく、どの月に欠勤や遅刻があったかによっても金額が変わります。

正確に見積もりたい場合は、自分の出勤記録を確認し、満了慰労金の対象日数と満了報奨金の支給対象月を分けて計算するとよいでしょう。

支給日までの生活費を考えておく

満了金はまとまった金額になるため、契約満了後の引っ越し費用や生活費、次の仕事が決まるまでの資金として考えている人もいるでしょう。

ただし、契約満了日と実際の振込日には時間差があります。

特に契約終了後すぐに寮を出て、次の住まいを探す場合は、満了金の入金を待たずに支払いが必要になることもあります。

満了金の金額だけでなく、実際に振り込まれる日と、その日までに必要なお金を考えておくことが大切です。

また、トヨタ期間工は高額な満了金が魅力ですが、満了金は毎月安定して受け取れる給料とは性質が異なります。

契約期間を満了することが前提であり、欠勤や遅刻などによって支給額が変わる制度です。

勤務期間や出勤状況によって受け取れる金額が変わることを理解したうえで、毎月の給料、満了金、特別手当を分けて収入を考えると、実際に得られるお金を見積もりやすくなります。

トヨタ期間工への応募を考えている場合は、満了金の金額だけでなく、勤務条件や契約期間も確認し、自分の希望する働き方に合っているか検討してみてください。

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