このシミュレーターについて(ご利用前に)

  • 本ツールは、ロボット導入による投資効果(ROI)を簡易的に試算できるシミュレーターです。
  • 実際のROIは、現場条件や運用設計、補助金適用有無などにより大きく変動する可能性があります。
  • 入力する数値は「想定値」で構いません。まずはざっくり感覚を掴むことが目的です。
  • ROIの計算には、2通りの方式(差額方式/効率率方式)を採用しています。両方の結果を比較できます。
  • 初期費用だけでなく、導入後に必要な人件費や保守費用も含めた“総合的な視点”で試算されます。
  • 導入効果は「人件費削減」「品質向上」「作業効率アップ」などを金額換算して評価しますが、すべてを数値化できるわけではありません
くわしくはこちらをご確認ください。※使用上の注意・免責事項

計算の性質

本ツールは簡易試算です。割引率0%、税効果・減価償却・資金調達(利息)・補助金の会計処理等を考慮していません。

NPV(正味現在価値)や IRR(内部収益率)評価を行う場合は、資本コスト(WACC)や法人税率を設定し、将来キャッシュフローを割引してください。

表示値には四捨五入が含まれ、端数や期間按分により実績と差が出る場合があります。

方式の違い(結果がブレる理由)

本ツールは「差額方式」と「効率率方式」の両方を表示します。

差額方式:導入前後の年間コスト差で効果を算出(実運用に近い)。

効率率方式:想定効率向上率を基に人件費削減を見積(参考・上振れ/下振れが大きい)。

前提が異なれば結果も異なるため、社内説明時は前提条件を明記してください。

入力値の不確実性

「品質向上効果」「導入後追加コスト(保守・電力・消耗品・監視人件費など)」は見積条件で大きく変動します。

生産量・稼働時間・シフトの変更、歩留まり/不良率、段取り時間、立上げ期間(学習曲線)によって効果は変化します。

電力単価・部品価格の変動、為替や需給の変化も影響します。

耐用年数と回収期間

ロボットの法定耐用年数(例:機械装置 7~10年程度)より回収期間が長くならないか確認してください。

保守契約料の改定・経年劣化に伴う稼働率低下・主要部品交換のタイミングにも留意が必要です。

スコープ漏れに注意

SI・周辺機器・治具・安全柵・搬送(AMR/AGV)・画像検査・倉庫側改修など、連鎖投資が必要な場合があります。

IT/OT連携、ネットワーク、サイバーセキュリティ、データ保護対応の費用を含めるかどうかを明確にしてください。

安全規格・法規(リスクアセスメント、機械安全、労働安全衛生)への適合コスト・工期も考慮が必要です。

人的・組織面の前提

余剰人員の再配置が前提の削減効果は、実際に再配置できないと効果が発現しません。

教育・訓練・体制変更、運用ルールの確立(点検・清掃・異常時対応)に関するコストと期間を見込んでください。

実務運用への推奨

「標準(ベース)/保守(ワースト)/楽観(ベスト)」の3シナリオで比較し、感度分析(±10~20%)を実施してください。

差額方式の数値を意思決定の主値とし、効率率方式は補足の裏取りとして使うのが実務的です。

設備投資稟議では、NPV/IRR+回収期間+定量化しにくい戦略効果(安全、供給安定、人手不足対策)をセットで提示してください。

データの取扱い・責任範囲

入力したデータの正確性・網羅性は利用者の責任で確認してください。

本ツールの結果は参考情報であり、最終的な投資判断は利用者の自己責任で行ってください。

提示結果に基づく直接・間接の損害について、開発者・提供者は一切の責任を負いません。

バージョンと適用範囲

本ツールは一般的な製造現場向けの想定です。特殊工程・規制産業では個別の見直しが必要です。

仕様は予告なく変更される場合があります。最新版をご利用ください。

ロボット導入 ROIシミュレーター

投資対効果を可視化し、最適な導入計画を立案

導入計画入力

% ※効率率方式で使用
※差額方式で使用

投資対効果分析結果

💰 差額方式(推奨)

年間コスト削減額
ROI(投資対効果)
投資回収期間
5年間累積利益

📊 効率率方式(保守)

年間コスト削減額
ROI(投資対効果)
投資回収期間
5年間累積利益

5年間の効果予測

作業効率向上見込み計算

時間
%
%
%
参考:効率向上見込み

品質向上による効果額計算

個/年
%
時間/個
円/個
%
年間品質コスト削減効果